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結果が悪くても「行動したこと」を称賛する理由【部下の育成が上手な人】

少人数経営のデザイン
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※この記事は、部下の育成が上手になりたい人向けです。
部下に仕事を任せる事が多いコバヤシ(@BizHack1)です。

部下に任せた仕事に対して「いつまでたっても、良くならない」ことってありませんか?

説明の仕方が悪いのかと、アレコレ手段を変えますが、1ヶ月経っても2か月たっても一向に良くなる気配がありません。

これって「行動したこと」を、きちんとフィードバックできていないだけかも知れません。

今回は、結果が悪くても「行動したこと」を称賛する理由【部下の育成が上手な人】を説明します。

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結果が悪くても「行動したこと」を称賛する理由

部下の育成が上手な人は、結果が悪くても「行動したこと」を称賛します。
なぜなのか理由を見ていきましょう。

行動すると、結果が出る

部下の育成が上手な人は「行動すると、結果が出る」ことを知っています。

例えば、会議の時に部下がフンフンうなずいたりしているので、あなたは「わかっている」と思っています。けれど、それは「どこに対して」うなずいているのでしょうか?

これを知るには「議事録を作成する」という行動をとってもらえば「どこに対して」がわかります。

部下が知っていないことは、経験がないため書くことができません。
部下は自分が書いたことに対して「うなずいて」いたのです。

「議事録を作成する」という行動をとると「どこに対して」という結果が出ました。

結果が悪い時ほど、改善余地がある

部下の育成が上手な人は「結果が悪い時ほど、改善余地がある」と考えます。

例えば、集客をするために広告を打つことになったとします。
誰もやったことがなく、もちろんあなたもやったことがありません。

何の指標もない中、広告を「やったことがない」なら、あなただろうが、部下だろうが「良い結果」になる可能性は低いです。

けれど「広告を打つ」という行動をとることで、結果は悪いかもしれませんが「どこが悪かったのか」がわかります。改善余地はとても高いといえるでしょう。

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「行動したこと」をどう活かすか?

行動すると、良い・悪いにしろ結果がでます。
では「行動したこと」をどう活かせば良いのでしょうか?

「行動したこと」を「計測」する

「行動したこと」を活かすには「計測」します。

計測するのは2つあり、1つは「1つ1つの仕事(=タスク)に、どれだけ時間が掛かったのかを、毎日記録してもらうこと」と1つは「1つ1つの業務(=業務フロー)に対する指標を作って計測すること」です。

以下は、後者の「1つ1つの業務(=業務フロー)に対する指標を作って計測すること」を先の例を用いて補足したので参考にして下さい。

【議事録の例
  • 会議への参加数
  • 紹介した書籍の読了数
  • 議事録の作成回数

などで、

【広告の例】
  • 配布数
  • 問い合わせ数
  • 成約数

などです。

「行動したこと」を部下に「フィードバック」する

「行動したこと」を活かすには、部下に計測値を「フィードバック」します。

自分でコントロールできる「会議への参加数」「紹介した書籍の読了数」「議事録の作成回数」「配布数」は、達成しやすいですし、

自分でコントロールできない「問い合わせ数」や「成約数」は、未達成かも知れません。

ここに、それぞれのタスクに掛かった「時間」と「成果」を合わせて、課題に導きます。

前者は、以下がわかるかもかも知れませんし、

計測値結果(成果/時間問題
会議への参加数5回/10時間会議が長すぎる
紹介した書籍の読了数3冊/10時間書籍1冊の頁数が多い
議事録の作成回数5回/5時間会議後に議事録を作成
配布数1000枚/3日後配布までの時間が長すぎる

後者は、以下がわかるかも知れません。

計測値結果(成果/時間問題
問い合わせ数0件/0時間配布後何もしていない
成約数0件/0時間アフターフォローがない

結果がわかると問題が見えてきます。

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問題を課題にして改善する

問題がみえてくると課題にできます。
課題は、タスク分解できるので、結果を改善できます。

改善すると、以下のようになります。

業務内容改善前(成果/時間改善後(成果/時間
会議への参加数5回/10時間5回/8時間
紹介した書籍の読了数3冊/10時間3冊/3時間
議事録の作成回数5回/5時間5回/0時間
配布数1000枚/3日後1000枚/当日
問い合わせ数・成約数0件/0時間4件/2時間

具体的に行う施策

では、改善した結果になるように具体的な施策に落とし込んでいきましょう。

一覧表にすると以下の感じでしょうか。

業務内容改善前課題施策(実行タスク)改善後
会議への参加数5回/10時間会議が長すぎる・参加時間を短くする
・会議主催者に時短要請
5回/8時間
紹介した書籍の読了数3冊/10時間書籍1冊の頁数が多い・1時間で読める書籍にする
・1時間で読める頁数にする
3冊/3時間
議事録の作成回数5回/5時間会議後に議事録を作成・会議中に作成する
・内容を共有しながら作成する
5回/0時間
配布数1000枚/3日後配布までの時間が長すぎる・1回で印刷・投函する
・ルーチン以外の作業は入れない
1000枚/当日
問い合わせ数0件/0時間配布後何もしていない・周りの人に声掛けする
・2回のステップメールを打つ
20件/2時間
成約数0件/0時間アフターフォローがない・ニュースレターを打つ
・アップセルを行う
2件/4時間

行動は何度もやらないと、正しいかどうかはわからない

先の一覧表を実行しても、良い結果につながることは無いかも知れません。

最終的に望ましい結果に繋がらなければ、業務内容の一部分だけ上手くいっても、意味がありません。

議事録の例では「部下に会議を任せたいので、知識を持ってもらいたい」や、広告の例では「成約数」が望ましい結果になります。

そこに繋がるよう、少しずつ改善し何度も行動します。

何回かやって結果が芳しくないなら、それは正しくない施策なのかも知れませんし、そもそも課題の設定が間違っているのかも知れません。

行動は何度もやらないと、正しいかどうかはわかりません。

「行動したこと」を称賛する理由は、行動すると、良い・悪いにしろ改善できる結果が出ることです。

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まとめ

今回は、結果が悪くても「行動したこと」を称賛する理由について説明しました。

部下の育成が上手な人は、目先の結果はあまり気にしません。「行動したこと」をきちんと計測してフィードバックすることで、達成できることを知っているからです。

結果だけに目を向けると「アイツは無能だ!」「自分でやろう!」なんて思うかも知れませんが、少し考えてみましょう。

給料が1000万円くらいの社員には「1億円をつくる話」をすると、結果が伴うかも知れませんが、そんなに給料を払えない小さな会社では「無理難題な結果を設定しているのかも?」知れませんね。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

編集後記

小さな会社や創業したての会社は、営業や技術など、何かしら特化しているスキルがある人が揃っていると早く成長しますが、そういう人が揃うことは極マレです。であるならば、普通の人でもできる仕組みを作るという視点を持つのもアリだと思います。

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