※この記事は、収録マイクを探している人向けです。
ラジオ収録で3本のコンデンサーマイクを試したコバヤシ(@BizHack1)です。
今回は、ラジオ収録には高品質すぎるUSBマイク「AT2020USB+」その理由は!?を紹介します。
実際に放送した番組で前半(00:00~)をFIFINE K670で、後半(18:00~から)をAT2020USB+で収録しています。音質の違いを聴き比べることができます。⇒ コンデンサーマイクFIFINE K670でラジオ収録してみた【コスパよし!】
前回のあらすじ
これまでに試したマイクは、中国メーカーのRoycel RC-S01とFIFINE K670です。
スタジオが閉所!ネットラジオの収録は?【オンラインでの必要機材】では、
Roycel RC-S01を、
コンデンサーマイクFIFINE K670でラジオ収録してみた【コスパよし!】では、
FIFINE K670を試しました。
音質は、FIFINE K670の方が、Roycel RC-S01より若干良い感じです。
若干良いという感じなだけで、2本とも満足しています。
では、なんで3本目を試すのか?
説明します。
AT2020USB+を選んだ理由
Amazonmの「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」は良くできています。レコメンドというもので、購入した人の閲覧や購入履歴から表示されるので、比較した商品が並びます。
今回のaudio-technica AT2020USB+は、FIFINE K670を調べている時には、でてきませんでした。購買層の使用用途や予算が違うのでしょう。
前回の方法でFIFINE K670を調査していると、比較機材としてAT2020USB+がよく取り上げられています。音質は確かに良いのですが、私の耳ではFIFINE K670と違いはわかりませんでした。
機能としては、
- ヘッドホン調整ダイヤル
- ヘッドホン出力端子
- ミキサー調整ダイヤル
があります。
FIFINE K670には、ヘッドホン調整ダイヤル、ヘッドホン出力端子があり、AT2020USB+には、更にミキサー調整ダイヤルがあります。
これは、しゃべる音とPCの音の出力調整がマイク側で調整できる機能です。
ということは、しゃべりながら、BGMをフェードイン、アウトできるなんてことがある程度出来そうです。
編集をするなら、それぞれ別データとして扱い調整するのだろうなと考えていたので、これがそのまま録音できるなら、工数が減るかもしれません。
USB接続機器にそこまで求めていないというか、出来る訳がない。やるならファンタム電源が必要な機材に替え、キャノン(XLR)ケーブルやオーディオインターフェイスを揃えないとダメだなって思い込んでいましたから。
次に、Amazonで価格を見ます。17000円ぐらいです。
購入済みのRoycel RC-S01は7000円。FIFINE K670が8000円でしたから、倍の価格です。しかも、在庫切れかつ入荷時期未定でした。
それでも予約したのは、他の音声コンテンツで編集作業を予定しているからです。
編集といってもスライド+音声程度ができればよく、なるだけ複雑化しないUSB接続マイクとして、先の機能がついているのは魅力だからです。
ちなみに、記事を書いている日にAmazonをみると18000円くらいになっていました。
![2020年7月17日audio-technica AT2020USB+のamazon価格17800円](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-01-800x772.jpg)
前回、海外のものはこんなものです。といいましたが、変動はしますね。
ごめんなさい。今の価格は以下より確認してください。
AT2020USB+の同梱物と外観
予約から着荷までは5月10日~5月18日です。在庫切れかつ入荷時期未定でしたが、8日後に届きました。
配送状態は可もなく不可もなく、問題ありません。
![audio-technica AT2020USB+のパッケージと同梱物写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-02-800x810.jpg)
皮っぽいマイクケースがついています。
余っている、ケーブル類や以前使っていたエレコム ブルートゥース ヘッドセット 両耳片耳対応 ブラック LBT-HPS05PCBKを入れています。
![audio-technica AT2020USB+の付属マイクケース写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-03-800x420.jpg)
説明書はシンプルです。
![audio-technica AT2020USB+の取扱説明書4,5ページ画像](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-04-800x614.jpg)
保証期間は購入日から1年です。
![audio-technica AT2020USB+の保証書画像](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-05-800x612.jpg)
マイクの外観はかっこいいです。
本体は金属製で塗装はマット仕上げです。
ヘッドホン調整ダイヤルと、ミキサー調整ダイヤルが前面についています。
ジョグシャトルで回すタイプです。
![audio-technica AT2020USB+のマイク前面写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-06-800x1378.jpg)
塗装に黒い点の塗料粒子が目立ちます。
塗料の吹き付け時にノズルが詰まっていたのかと思いましたが、他のレビューの写真を見ても同じ感じでした。意図的なのかもしれません。
ヘッドホン出力端子があります。
3.5mmのステレオミニジャックがあり、ヘッドホンを有線接続できます。
![audio-technica AT2020USB+のマイク背面写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-07-800x1816.jpg)
付属のスタンドをつけてみました。
![audio-technica AT2020USB+のマイクスタンド付前面写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-08-800x1590.jpg)
絶妙なバランスです。
![audio-technica AT2020USB+のマイクスタンド付横面写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-09-800x1163.jpg)
スタンドの脚は細いので、肘があたると転がります。机に置いて使うなら気を付けましょう。
![audio-technica AT2020USB+のマイクスタンド付背面写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-10-800x1379.jpg)
下からみるとこうなってます。
![audio-technica AT2020USB+のマイクスタンド付下面写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-11-800x981.jpg)
FIFINE K670同様の理由で、
Roycel RC-S01に付属していたデスクアーム型のマイクスタンドに取り付けました。
マイクはUSB接続で電源供給されると、FIFINE K670同様勝手に青く光ります。
![audio-technica AT2020USB+をRoycel コンデンサーマイク RC-S01付属のデスクアーム型のマイクスタンドに取り付けた様子がわかる写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-12-800x1298.jpg)
ショックマウントにマイク本体を挟んでみましたが、むっ、か、かたいっ。
無理やり挟みましたが、ギリギリ挟めた感じです。
![audio-technica AT2020USB+をRoycel コンデンサーマイク RC-S01付属のショックマウントに取り付けた様子がわかる写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-13-800x970.jpg)
AT2020USB+は、マイクの直径が52mmです。
Roycel RC-S01付属のショックマウントは一回り小さい直径です。
マイクがショックマウントからずり落ちそうです。
![audio-technica AT2020USB+をRoycel コンデンサーマイク RC-S01付属のショックマウントに取り付けるとズリ落ちそうになる様子がわかる写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-14-800x1374.jpg)
また、Roycel RC-S01に付属していたデスクアーム型のマイクスタンドは、AT2020USB+の荷重には耐えられないとわかりました。
AT2020USB+の本体重量は386gです。Roycel RC-S01は240g。FIFINE K670は293gです。このデスクアーム型のマイクスタンドは300g程度までが安全圏ですね。
AT2020USB+を吊るして使うなら、荷重に耐えるデスクアーム型のマイクスタンドと直径に合うショックマウントが別途必要です。
Roycel RC-S01付属のウインドスクリーンを付けてみます。
![audio-technica AT2020USB+をRoycel コンデンサーマイク RC-S01付属のウインドスクリーンを取り付けた写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-15-800x1436.jpg)
サイズ感があっていないので、ぶかっこうです。
ポップガードも付けてみます。
こちらは普通です。
![audio-technica AT2020USB+をRoycel コンデンサーマイク RC-S01付属のポップガードを取り付けた写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-16-800x1140.jpg)
ヘッドホン出力端子に有線接続してみます。
![audio-technica AT2020USB+のヘッドホン端子に有線接続した写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-17-800x836.jpg)
audio-technica ワイヤレス ヘッドホン ATH-M50xBTを有線で繋ぐとこんな感じです。ヘッドホン調整ダイヤルと、ミキサー調整ダイヤルが使えるようになります。
![audio-technica AT2020USB+とaudio-technica ワイヤレス ヘッドホン ATH-M50xBTを接続した写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-18-800x1618.jpg)
それっぽいです。
おまけ:USBハブ atolla CH-207U3-20W を購入
最近機材をUSBに統一しています。そのため、USBポートが足りなくなりました。
ついでに中国メーカーのUSBハブを購入しました。
1台のノートPCから10ポートくらい使っているので、電源供給が足りなくなりそうです。だからUSBハブに直接電源供給できるように、AC電源アダプタ付にしました。5V/4Aでひし形のPSEマークもあります。
![atolla CH-207U3-20Wの取扱説明書画像](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-atolla01-800x569.jpg)
USB3.0ポートが7個と充電専用ポートが1個あります。
![atolla CH-207U3-20Wの電源スイッチONで青く光る様子がわかる写真](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2020/07/img_at2020usb-atolla02-800x566.jpg)
atolla CH-207U3-20Wも青く光ります。
電源スイッチをONにすると光ります。
どのUSBポートに電源供給されているのかがわかります。
これは便利です。
USBマイク3本も繋ぎっぱなしにでき満足です。
私が購入した2020年5月31日では3699円でした。
ちなみに私が購入した商品は1個ポートが動きませんでした。これは接続機器との相性かもしれません。調査するほどのことでもないので、気にしていません。
それでも良い!という方は見てください。
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AT2020USB+の音質は?
#22-【マイナポイント】何ソレ?子供の場合はどうやるの?
#23-使いにくいe-Govは1年前と変わっていません【労働保険の年度更新】
#23は、2020年7月21日のオンエア後、音源公開します。 ⇒ 公開しました。
audio-technica AT2020USB+で実際に2020年6月にオンエアした収録音源です。
オンライン環境はZoomです。プロ版で契約しており、私がホスト、PAさんがゲストです。1収録毎に5分の休憩をはさんで一旦PCを再起動しています。
ラジオのオンライン収録は、今後もこのパターンでいきます。
「1収録毎に5分の休憩をはさむ」についてて補足します。
Zoomの動作が比較的安定しているのは、自分のPCやスマホの性能を使っているからです。Zoomをスマホで使ったことがあるなら、いつもより電源がなくなるのが早いなって感じたこと、あると思います。電源につなげておくと安心です。
AT2020USB+を付属のマイクスタンドに取り付けて、ウインドスクリーン、ポップガードとも付けていません。もっているRoycel RC-S01付属のデスクアーム型のマイクスタンドは荷重に耐えないから、使っていません。
卓上設置のマイクスタンドに取り付けての収録は、キーボードまでの距離が近く音を拾います。マイクは吊るした方が良さそうです。
ミキサー調整は不要ですから、ヘッドホンはBluetooth4.0で今のPCに接続(ATH-M50xBTは5.0まで対応)しています。
口元との距離は、20~30cmの範囲です。
マイク方向に口元を常に向けてはいません。
Roycel RC-S01とFIFINE K670のコンデンサーマイクよりも、感度はもっと良いです。かなり環境音を拾いました。そこで、PAさんと雑談中の収録前にこっそり調整しました。
マイク本体のヘッドホン調整ダイヤルは、MAXを100とすると40あたりで、ミキサー調整ダイヤルは使わないので買ったときまんまです。
Windowsのマイクレベルは32、2チャンネル16ビット44100Hz(CDの音質)でキレイになりました。
FIFINE K670の時にちょうど良かった、Windowsのマイクレベル70を基準にしていました。AT2020USB+では、ちょっと拾いすぎでしたので、おもいっきり下げます。下げすぎかと思われるかもしれませんが、何回か調整した結果です。
ちなみに32と中途半端な値になっているのは、30にしたつもりがマウスのあたりでズレた為です。特に意味はありません。
なお、これらの値は使用しているPCや機材、通信環境などにより、かわるかもしれません。USB機材ですから、調整項目も少ないです。
あなたの環境に合うように調整してください。
参考:FIFINE K670の音質は?
#20-【特別定額給付金】オンライン・郵送申請の気を付ける点と給付時期の話
#21-【機材紹介アリ】ラジオ(音声)のオンライン収録【ちょっとしたコツ】
オンライン環境はZoomです。プロ版で契約しており、私がホスト、PAさんがゲストです。デスクアーム型のマイクスタンドに取り付け、マイクカプセルにウインドスクリーンとポップガードを付けた状態です。
機材の設置や口元との距離は同じで、ボリューム調整つまみは、MAXを100とすると40あたりで、Windowsのマイクレベルは70、2チャンネル16ビット44100Hz(CDの音質)にしています。
参考:Roycel RC-S01の音質は?
#18-自分のビジネスにどう活かす?「SDGs アウトサイドイン」カードゲーム
#19-【保存版】SDGsカードゲーム認定ファシリテーター費用と種類を解説
オンライン環境はFacebookビデオです。Messenger Roomsではなく、Facebook Messengerに標準でついているものです。PAさんがホスト、私がゲストです。
機材の設置や口元との距離は同じで、設定は買ったときのまま使用しています。
まとめ
audio-technica AT2020USB+を紹介しました。
実際にラジオのオンライン収録で使ってみましたが音質は、FIFINE K670とかわりません。であるならば、価格の安いFIFINE K670が良いです。
私がやっているラジオでは「PAさんがいる」という結構マレな環境だと思います。
だから、自分では編集することがありません。
この場合だと、AT2020USB+の高品質さを活かすところがありませんでした。
高感度なチップ、ミキサー調整など良さを活かすなら、自分で編集するコンテンツの場合だと思います。そうなると、2万円以下のUSB接続モデルでこの性能が出るものはないと思いました。
別の音声コンテンツを作成予定ですので、AT2020USB+使い込みはそちらでやろうと思います。
予算OKで、USBコンデンサーマイクを探しているあなたなら、AT2020USB+は間違いないですよ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
気になる方はポチッてください。
今回の記事までで、3本のUSB接続お手軽マイクを試しました。ラジオのオンライン収録ではどのマイクでも大差はありませんでした。別コンテンツを作っていくと、特徴がでてくくるかもしれないなと思います。楽しみです!