※この記事は、健康管理してもムリな持病をもっている人向けです。
定期通院22年目のコバヤシ(@BizHack1)です。
なにかしら持病をもっている方は多いですが、中々完治の目途は立ちません。
定期通院が終わりました。定期通院初めてから16年目です。本日の担当医さんとの会話、「先生、僕の病気って持病ですかね?」「へっ。今頃何言ってんの。16年前から持病だよ。」やっと分かった事実でした。
— コバタケ@BizHack (@BizHack1) September 11, 2019
上記のXの投稿は、2019年9月11日に定期通院したときのものです。
今も定期通院は続いています。
今回は【持病はバセドウ病】完治の見込みナシなので上手く付き合います。についてお話しします。
定期健診を受ける。数値を記録する。で症状を把握

健康管理は結構している方で病気で休むことは、ほとんどありません。
が、これだけではカバーできない病があります。
- 突発的な事故による病
- 先天性疾患
- 前触れなく発生した病
これらの場合で、完治の見込みがないのら、人生と共に付き合うしかありません。
定期的に診断をうけて、検査数値を記録すると症状を把握できます。
状態理解を深めることが大事です。
担当医と対策を練る
症状を把握していると、以下のような事柄を担当医と話す事ができるので、対策を練ることができます。
結果、こんな事がわかりました。
なるほど。良い情報を得ることができました。
バセドウ病と付き合っている私の場合

私はバセドウ病で、2003~2005年頃に発症しました。
8週に一度ずっとお世話になっている主治医の元に通院し、今はその病院が外来を閉鎖したので、別の専門クリニックに3ヶ月に1回定期通院しています。
バセドウ病とは?
この分野の第一人者である隈病院から引用します。
甲状腺は腫大することが多くあります。甲状腺から過剰に分泌された甲状腺ホルモンによる症状と、バセドウ病眼症などの甲状腺外の症状を特徴とします。
バセドウ病の原因は?
甲状腺を刺激する抗体(TSH受容体抗体)が原因と考えられていますが、本当の原因は分かっていません。
バセドウ病の症状は?
甲状腺の腫大、頻脈、眼球突出の3つの症状がそろえばバセドウ病と言えるのですが、このすべてがそろうとは限りません。その他、動悸・多汗・体重減少・疲労感・手の震え・息切れなどの症状があります。
こういう感じの病気で、一般的に女性に多く、男性は少ないようです。
遺伝性ともいわれ、私の親類にも発症した方がいます。
バセドウ病の発症
当時、沖縄で結婚式を挙げる事が決まっていたので、下見で現地にいき、午前中に式場の方と打ち合わせをします。
異変が起きたのは、お昼ゴハンを食べている最中です。
意識が朦朧とし、ホテルの部屋に戻ってから、吐きに吐きます。
立ち上がれなくなり、目がぐるぐる回っています。
午後の予定は全てキャンセルし、現地の病院にタクシーでいきます。
道中は記憶がありませんし、診察中も吐いていました。
先生が飛んできて、スポーツ飲料を10本程もって来てくれます。ヒドイ脱水症状だったようです。
原因がわからず、内科から整形外科、眼科などあらゆる箇所で診ていただきます。
立っていられなかったので、車いすに座っての移動です。
CTスキャンをとり、血液検査をしました。
結果、「精密検査は必要だけど、あなたは、おそらくバセドウ病です。」と診断されました。
私は、この病名を知りませんでしたが、付き添いで来ている彼女(=今の奥さん)が知っていたので、教えてもらいました。(この時は、自分の親類に同じ病気の方がいるとは知りませんでした。)
23:00頃に立てるようになり、回復傾向が見られたので、先生の許可を得て、ホテルに帰ります。
道中、空腹感に襲われました。吐いてばかりでしたので、胃が空です。
コンビニでおにぎりを1個買い、ホテルの部屋で食べます。お腹はとても減っていますが、とりあえず寝る事が重要と考え寝ます。
翌朝6:00に目が覚めると、スッキリした状態です。朝食をモリモリ食べ、当日帰る予定でしたが、全く支障が出ません。
観光して帰りました。昨日あれだけの症状だったのにです。
バセドウ病と診断されましたが、この回復スピードは、いったいなんだったんだろう。
いまでも謎です。
バセドウ病を周囲へ開示
CT写真や数値を元に、地元の病院で再度検査を受けると、「バセドウ病」と確定しました。
「確定」を受け、周囲に迷惑が掛からないように、家族・親族、会社スタッフに病気の説明をします。
病気からくる、身体の変化があるため、多すぎるタスクは廃止したり、業務委任しました。
そのかいもあってか、会社は10年順調に成長しました。
バセドウ病の現在
発症時から、半年ぐらい毎週通院し、薬を毎日8錠飲んでいました。
先にお話しした、バセドウ病の症状にある、以下は病名確定前に全て現れていました。
- 動悸・多汗・体重減少・疲労感・手の震え・息切れなど
体重は75kgから54kgまで落ちていましたが、これは、起業間もない頃で、ガムシャラに働いていたと思っていましたが、バセドウ病の影響でした。
半年以降は、8週に1回の通院になり、薬も3錠になりました。
甲状腺は、大きいままですが、血液検査でも安定しています。
診療、検査、薬代で、1回5,000~6,000円です。
ジェネリックが浸透してきたので、薬代は若干安くなりました。
今は、冒頭に話した理由で、別の専門クリニックに3ヶ月に1回の定期通院となり、薬は1錠になりました。
バセドウ病の完治の見込みはない
今の治療方法は薬剤中心で、22年続けていますが完治の見込みはありません。
一度、専門病院への推薦状を書いて頂きましたが、症状が安定しているので動きませんでした。
スポーツ選手など、時期が限定されている方は、放射線治療や甲状腺切除など、もう1歩進めた治療をする方が多いようです。
また、症状悪化など傾向が見られれば検討します。
まとめ
今回は、完治の見込みがない持病があるなら、上手く付き合いましょう。という話をしました。
病気を理解し、検査結果を記録し蓄積すると、身体の状態が把握できます。
それができれば、コントロールできます。
生活や仕事に影響を及ぼすので、なるだけ情報開示し、周囲の理解を得ましょう。
これは、あなたを守る為でもあります。
職場の同僚、上司にその理解がないなら、残念ながらそこまでの度量がないと言えます。
辞める事も視野に入れても良い気がします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
バセドウ病について、調べていくと重い症状の方が大勢います。以前の美容院のスタイリストの方も男性ですが、いきなり発症されました。何かの病気と同時発症されたため、ステロイド治療を受けていました。半年後、職場に復帰されましたが、容姿がかわってしまい、誰だがわかりませんでした。そこから見ると、私の症状は軽いのだと思います。病気は誰にでも起こり得るものです。向き合い方を知ることで、前向きになれる事を祈ります。


