※この記事は、キーボードの掃除をしたい人向けです。
ずっと使っているキーボードの掃除をしたコバヤシ(@BizHack1)です。
私は、東プレの REALFORCE91UBK-S というキーボードを、かれこれ7年以上使っていますが、流石にキーの隙間からホコリが見え隠れするようになっていました。
故障もないし、メンテナンスさえしっかりやっておけば、まだまだ現役で使えそうなので、ガッチリ掃除する事にしました。
今回は、キーボードを掃除する。外し方と分解方法を解説したいと思います。
キーボードの掃除に必要な道具類
まずは、キーボードの掃除に必要な道具類を紹介します。
「キープラー」キートップ引き抜き工具
キープラー とは、キーを外す為の専用工具で、キートップを抜く力が均等になるので楽に引き抜く事が出来ます。
指やドライバーでも外せますが、パーツが傷ついたり、軸が折れてしまうなどの事故を軽減できますし、何より素早くキーを外す事ができます。
※キーボードの種類には、メンブレン(静電容量無接点)方式、ノートパソコンなどに使われるパンタグラフ方式、メカニカル方式などがあり、種類やメーカーによって、接続に金具が使われていたり、キートップが薄かったりします。種類によっては、ピンセットやマイナスドライバーなども用意しておくと便利です。
「クリーナーブラシ」隙間のホコリを取る
クリーナーブラシ で、隙間のホコリを取ります。
今回使用したクリーナーブラシ は、大きなブラシと隙間用ブラシが付いています。
普段遣いでは大きなブラシはよく使いますし、場所も取らないので、このような2way方式は便利です。
「エアーダスター」ホコリを吹き飛ばす
エアダスター を使うと、ホコリをキレイに吹き飛ばせます。
細いノズルが付いていて、狭い空間でもホコリ近辺に吹き口を持っていけます。
噴射力が強いので、吹きかけ部分を手のひらでカバーしておくと、ホコリが周りに飛び散りません。
「洗面器」キートップをまとめて洗う
洗面器 は、分解後のキートップをまとめて洗う時に使います。
パーツが多いので無くならないように固める事が出来るなら、洗面器でなくても構いません。
「中性洗剤」ベト付き落とし
中性洗剤 は、ベト付き落としに使います。
「ウタマロ」は、何でも良く落ちるので、我が家では重宝しています。
「歯ブラシ」大きめの汚れ落とし
歯ブラシ は、大きめの汚れ落としに使います。
キーボード本体の溝やキートップの側面に汚れがある場合に使います。
家で使っている古い歯ブラシは、残しておくと何かと便利です。
「洗濯ネット」キートップをまとめて干す
洗濯ネット は、洗ったキートップをまとめて干す時に使います。
出し入れも簡単で、パーツの紛失も防げます。
「エタノール」油汚れ落とし、消毒
エタノール は、キーボード本体溝やキートップの油分を落とします。
スプレー型でも直接機器に吹き付けず、余計な部分にかかからないよう、綿棒 やクロスに染み込ませて使います。
「綿棒」隙間の汚れ取り
綿棒 は、隙間の汚れ取りに使います。
キーボードの隙間に使うので、先端が太すぎるものは適していません。
キーボード分解の前にする事
道具が揃いましたので、キーボードの掃除を始めましょう。
キーボード分解の前にする事は、以下になります。
キーボードが無線接続なら、キーボード本体の「電源を切る」電池式なら「電池を抜く」を行い、有線接続なら「USB接続を外す」ようにしましょう。非通電状態にする訳です。
キーボードの写真は「元のキーがわかる」ように撮ります。
この写真があると、組み立てる時にキーの配置で困る事がなくなります。
刻印されていないキーボードの場合は、キーの形状がわかるように撮っておきましょう。
キーボードの外し方と分解方法
それでは、キーボードを外して分解していきましょう。
事例のキーボードは、メンブレン(静電容量無接点方式)です。キーボードの種類やメーカーによって、金属が使われていたり、接続方式が違う為、全く同じではありません。
キープラーを使ってキートップを外す
キープラー を使ってキートップを全部外します。
パーツに対してキープラー を平行に差込み、45度程回転させ、パーツの角に引っ掛けます。
その後、上方向にゆっくり引っ張り上げると簡単に外せます。
フルキーボードでスペースキーが大き過ぎて挟み込めない場合は、片側ずつ引っ張り上げましょう。
キートップを外したキーボード本体の隙間には、以下の画像のようにホコリまみれでした。
キーボードの掃除方法
次に、キーボードの掃除をしましょう。
キートップを洗う
水を張った洗面器 に、外したキートップをつけ、
中性洗剤 をかけます。
パーツ側面が結構汚れていたので、歯ブラシ を使って軽く擦ります。
洗い終えた、洗面器内の中性洗剤の水溶液は、そこそこ黒ずんでいました。
ブラッシングが終わったら、
パーツを水洗いします。
水洗いしたパーツを洗濯ネット に入れ、
そのまま乾燥させます。
今回は、洗濯ネット の口部分を大きめの洗濯バサミで挟み、物干し竿に吊るして天日干ししました。
時間がなければ、ドライヤーで乾燥させても良いですが、その時は、パーツの変形に気をつけましょう。
キーボード本体を掃除する
キートップを乾かしている間に、分解したキーボード本体を掃除します。
大きなホコリをブラシで取り除く
キーボード本体に溜まった、大きなホコリをブラシで取り除きます。
これだけでもキレイになりました。
7年分のホコリなので、結構溜まっています。
綿棒で細かな汚れを取り除く
大きなホコリを取り除いた後は、綿棒 にエタノール を染み込ませてキーボード本体の溝を擦ります。
ずいぶんキレイになりました。
キーボードの組み立て方
最後は、キーボードの組み立て方です。
丸1日、乾燥させたキートップを乾いたタオルに出します。
はじめに撮っておいた写真を見ながら、キートップを本体にハメていきます。
ハメ方は、指で摘んでパチッと音がするまで押し込むだけです。
力をかけ過ぎて壊さないように注意しましょう。
全部のキートップをハメ込むと完成です。
ずいぶんキレイになりましたし、気分も爽快です。
お疲れ様でした。
まとめ
今回は、キーボードの外し方と分解、掃除方法を解説しました。
キーボードの掃除で、表面をウエットティシュで拭いたり、キーボードを裏返して裏面をトントン叩いてホコリを落としたりしていても、長年使うとホコリは溜まるものです。
キーボードの隙間にホコリが見てきているなら、今回の方法でメンテナンスしておきましょう。
私のキーボードも、まだまだ長く使えそうです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。