※この記事は、詳しくない事業をどうやろうか悩んでいる人向けです。
とある事業プロデューサーのコバヤシ(@BizHack1)です。
私は、東京のとある会社である事業の運営を任されています。
事業として成り立たせることがミッションです。
けれど、私はその事業に詳しくありません。
そこで、お客さんに話しを聞くところから始め、どういう方針で行くかをまとめました。
今回は、目的をみつけるための環境をつくるという話【とある会社の事業運営】を話します。
目的をみつけるための環境をつくる
任されている事業は、「スタジオ運営」です。
利用しているお客さんは、ほとんど「声優さん」です。
事業をやるときは、お客さんが誰で、何が目的でその商品を買ってくださったり、利用して頂いているのかを知る必要があります。
なので、今利用して頂けているお客さんに会って話を聞きました。
結果、スタジオとして何が出来るかを考えた答えが
目的をみつけるための環境をつくる
ことでした。
理由を説明します。
「本当の目的が何か」が曖昧。だから、継続利用して頂けなくなる
目的がハッキリしていると、やることが決まります。
目的を達成する手順は3つあります。
道筋もみえてきて、同じ目的に向かってやっている人と比較し、強みや弱みを知ることで、どこをウリにして、弱いところをどう補うのかなどを検討していきます。
このサイクルをどんどん回すと、「体感した」という経験が増え、血になり肉になっていきます。
結果、少しずつ目的に向かっていくことができます。
これを先の「目的達成する方法」に「環境」として足してみます。
こうなります。
これって、「目的を達成するために、環境の整備をする」ってことなんですが、
話を聞かせてもらうと、個人でやっておくべき
「本当の目的は何か」が曖昧なこと
がわかりました。
これってスタジオとしては、とってもマズイです。
なぜなら、継続利用をしていただけなくなるからです。
今、継続利用して頂いけているお客さんは、「本当の目的」が「なんとなく」です。
具体性がありません。
具体性がなければ、いくらやっても目的達成しないから、継続利用する必要がなくなります。
具体性を持って現実的にできないものか?
スタジオ事業者として、出来そうなこと、出来ないことを考えてみました。
①同じ景色を見られるようにする、④お互いの強みと弱みを知るが出来そうで、
②目的を定める、③目的への道を描く、⑤当たり前なことを愚直に見つめ直すが出来ない。
になります。
別の言い方をします。
「環境」を直接提供すること=出来そうで、
「目的」を直接提供すること=出来ないが、間接提供=出来そう。
スタジオを継続利用して頂くには、ここに手を付ければ、よさそうです。
「環境」を直接提供し、「目的」をみつけるために間接提供する
具体的にはどんな事が考えられるでしょうか。
考察します。
お客さんは実直で努力をする人ばかりです。
YouTubeやニコニコ、SHOWROOM(ショールーム)などで番組配信をしたり、ボイスドラマやオーディション用のボイスサンプルなどを収録することを目的に利用されています。
少し見せていただきましたが、素人の私からみると、みなさんとても品質が高いです。
事務所に所属されている方も多く、実際にアニメやドラマの吹き替えをやられていたり、イベントで声のお仕事をしています。
プロですね。
つくるモノやコトはコンテンツとして悪くありません。
けれど、そのコンテンツが目的に直結していないように思いました。
例えば、YouTubeで番組配信している場合、YouTuberになるの?と思いました。
「再生数が増えて人気者になる」が目的になっているようにみえます。
そちらが目的なら、売れているYouTuberを徹底的に分析しないとダメだと思います。
話を聞くとそういう事はやっていないようです。
やはり声優として良い役を得て、それだけで食べていけることが、目的ではあるようです。
今は、NetflixやHuluなんかの動画配信サービスがあるから、
新作アニメや海外ドラマを見まくって勉強できますよねー。
バイトあるし、明日急に仕事が入る場合もあるので、
早めに寝るとかするので、あまり見れてないんです。
えっ!
それって、本末転倒なんじゃ…
声優だけの仕事では食べていけないので、生活費をバイトで稼いでいるとのこと。
そりゃ、そうなんだろうけど、まさか私の方が圧倒的に視聴時間が長いとは思いませんでした。
そこで、こんな会話をしました。
例えば、
新作アニメを3時間程でいくつか見ていただき、
それを元に記事を書いて頂く。
「○○○」第1話。若手声優からみた、ここが良かったポイント3つ!」
こんなタイトルで、同業種である声優さんが感じた内容の記事を書く。
それをスタジオが買い上げて、
バイトで使っている時間を少しでも本業に近づけるものにする。
こんな風にすると、良い気がしますがどうっすかね?
全然、アリっすね!
同じようにスタジオ利用して頂いている他の声優さんにもお願いして、
みんなで意見交換できるコミュニティー作るのもよさげですね。
全然、アリっすね!
こういう観点でみていくと、スタジオという箱にコミュニティー形成も同時に提供すると、「環境」が直接的提供できます。
また、先の会話のように、
声優さんの直接的な年収upはできないけれど、間接的に提供することはできるんじゃないかって思いました。
まとめ
私は、スタジオ事業に詳しくありません。
だからお客さんに直接会って話を聞きました。
お客さんがスタジオ利用して頂けている理由が、わからなかったからです。
話を聞かせて頂くと、ハッキリしました。
表面的には、番組収録だったり、ボイスドラマ収録だったりします。
けれど、これは一過性のものであって、継続性はありません。
お客さん自身の「本当の目的は何か」は曖昧です。
これをスタジオがどうにかすることはできません。
けれどその「目的をみつけるための環境をつくる」は提供可能です。
目的をみつけるための環境をつくるという話【とある会社の事業運営】を終わります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。