私は、ビジネスの座組みを組んだり、資金調達をたくさんやりました。
時間の制限があり、大量にこなしてナンボです。
何でもよいのかといわれると、もちろんそうではありません。
結果は求められます。
今回は、限られた時間で結果を上げる情報の集め方と使い方について解説します。
“どう使うのか”を決めてから、情報を集めるべき
闇雲に情報を集めるのはやめましょう。
使い方から考えると、何が知りたいのかハッキリします。
20年前に比べて、ネットが発達しました。
情報収集量は格段に多くなりました。
どうでもいい情報まで流れてきます。
どうでもよい情報に振り回されず、”どう使うのか”を決めてから、情報を集めるべきです。
時間を掛けても質はあがらない
多すぎる情報の中では、中々目的の情報に到達しません。
- 自分の得意な事や体験した事は、すぐに見つかります。
- 自分の知らない事や体験していない事は、中々見つかりません。
まぁ、当たり前ですね。
新しいことに取り組んでいる私たちは、その新しいことは未経験です。
未経験者は、経験者から情報を得ようとします。
けれど、その情報が正しいのかどうか判断基準はもてません。
これが、時間を掛けても質はあがらない理由です。
結果に結びつかない無駄な時間
今から20年程前に、実施したはじめての融資体験をお伝えします。
事業資金として、300万円の運転資金の融資を受ける事にしました。
国民生活金融公庫(=今の日本政策金融公庫)からです。
はじめての融資挑戦でしたが、今ほどネットが普及しておらず、本でやり方を勉強しました。
結果、融資不可でした。
準備したものは以下です。
これにかけた時間は1か月ほどです。
6ヵ月後に再度、申込をしました。
結果、融資実行でした。
この時は、3時間ほどです。
前回と違うところは、融資経験者の先輩方1人にお聞きした助言に従ったことです。
やったことは、2点です。
- 「自分の事業など融資担当者は興味がない」
- 「第三者からみてきちんと回収できることがわかれば良い」
必要だったのは、「回収できるかどうか」の1点です。
知らない事に時間を費やしても無駄でしかありません。
詳細は不要、情報収集経路を複数もつ
先の事例での情報の使い方は、融資実行してもらう事でした。
- 1人称で考えているので、それにそった情報を集めています。
- 3人称で考えて情報を集めれば良かったのです。
1人称で情報を集めると、「事業に対し如何に熱意があるか」ばかりに目がいきます。
3人称(融資担当者とその上司も含め)なら、「回収できるのか」になります。
これが、本やネットだと、一方通行になります。
自分が知りたいと思っている事を見ているので、間違っている事に気づきません。
先の事例では融資実行者の経験者になりますが、経験者でなくても構いません。
誰かに相談し、双方向になる情報の収集経路を増やすのが良いです。
経験がない自分は、間違っている事に気づきません。
他人からの意見をもらい、違う観点があることに気付きましょう。
本来の情報の使い方が変わってきます。
まずは、間違っていること前提で、情報の使い方を決めてから、集めましょう。
意見を頂き、使い方が間違っているのが分かれば、そこを変更して再度情報を集めましょう。
これが知らない事を深堀する秘訣です。
知らない事は、このサイクルをどれだけ早く回せるかで決まります。
どんどん知っている状態になります。
知らない事に時間を掛けすぎるのは、無意味です。
“どう使うのか”を決めてから、情報を集めるべきです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。