※この記事は、新しいサービスを考えたい人向けです。
映画が大好きなコバヤシ(@BizHack1)です。
日々商品開発しているあなたは、趣味も多彩です。
忙しすぎて、趣味がおろそかになっているかも知れませんね。
仕事ばかりしていると、盲目的になります。
良くはないので、仕事にこじ付けて趣味から考察していきます。
今回は、【同じ趣味を共有】映画鑑賞に一緒に行けるアプリ「Cinemally」を掘り下げます。
ビジネス視点で趣味をみると、より深掘りできる
私は、映画が大好きです。
最近は、動画配信サービスが増えたので、映画館に行くのは減りました。
それでも月に1,2回は観に行きます。
今は、SNSが広がっています。
何か一つ自分と合う、共通項があればゆるく繋がっていきます。
友人として長く続く一つの要素は、共通の趣味です。
昔も今も変わりません。
趣味を元にした商品・サービスは、以前からあります。
音楽を聴くSpotifyや、動画配信のNetflix、実名型グルメサービスのRettyなどです。
- Spotify(スポティファイ)
=同じ音感性のユーザーが作ったプレイリスト - Netflix(ネットフリックス)
=同じ映像感性のユーザーが見ているタイトル - Retty(レッティ)
=同じグルメ感性のユーザーからのおすすめを実名
こんな感じです。
何れも、大きなシェアを持っています。
共通の特徴があります。
それは、ユーザーが行動すればするほど、情報精度が高まることです。
ユーザー情報を解析して、似たような人に推薦する、レコメンドが強力です。
また、その見せ方もとても上手いです。
アクセスするたびに、情報が更新されます。
ユーザーは、常に最新情報を手に入れる事ができます。
同じ感性をもったもの同士を繋げていきます。
共有スピードがとても速いです。
このように、ビジネス視点で趣味をみると、より深掘りできます。
ニッチ市場にフォーカスされる
日本も、個性の時代になってきました。
集団ではなく、個性です。
個性が強いと、1つの事に深くなっていきます。
深い者同士で、共有したい欲求が高まります。
LINEやtwitterのようなSNSで共有しています。
ここに、情報を素早く届ける事で、収益化できます。
先の商品・サービスは、最たるものです。
- 大きな市場
儲かる
大資本で一気に市場のシェア争いがおこる - 小さな市場
儲からない
大資本は入ってこない
市場の競争原理は、こんな感じです。
個性の時代とは、小さな市場(ニッチ)にフォーカスされるということです。
Cinemally(シネマリー)エンタメシェアリングサービスの場合
Cinemally(シネマリー)というアプリがあります。
観たい映画や展覧会が共通するユーザと、一緒に行けるサービスです。
エンタメシェアリングサービスというのが上手いです。
ファン同士のオフ会など、これまでも行われいるものを上手く表現しています。
コンセプト
サービスのコンセプトです。
いいかんじです。
東京には、これだけ沢山の人がいるのに、気の合う仲間はなかなか見つからない。
CAMPEIRE掲載文より
映画、漫画、アニメ、音楽、スポーツ、あとはちょっとした旅行とか、色々と多趣味だけど、基本的に広く浅い。
私もそうですが、自信を持ってこれが大好きだと言えるほどの趣味が無い人が多いかもしれません。
でも、誰かと分かち合いたい、胸を張って語れなくても好きな事を話すのはとても楽しい。
そんな人が好きを分かち合える、ゆるい繋がりを作りたいと思っています。
サービスの背景
現在、サービスとしてはβ版です。
対応エリアも東京・神奈川になり、始めたばかりのサービスです。
- ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)「ENTX(エンタエックス)」第1期
- クラウドファンディング(CAMPFIRE:キャンプファイヤー)で資金調達済み
ビジネスコンテストなどで認められています。
資金調達をクラウドファンデングでやっています。
資金調達希望額も、50万と少ないです。
開発費30万、イベント運営費20万とわかりやすいです。
人員は2名です。
法人化(株式会社Standbyme)したのは、2月末です。
サービスの仕組み
- 運営がキュレーション
- ユーザーは、映画や展覧会情報から、ブックマーク
- 一緒に行きたいと思っている他ユーザーを誘える
「きっかけがない」や「行く人がいない」ンを解決します。
彼らが考えるこれからの消費の形です。
ブックマークは、48時間で自動解除、情報ページのURLは、twitterで共有できます。
ユーザーからは無料で、映画館やプレイガイドに送客して収益化するようです。
先のサービスから更に特化したイメージです。
小さい市場で、上手く立ち回れそうです。
趣味を仕事にする必要はない
Cinemallyは、よく出来ていると思います。
このサービスが続くかどうかは分かりません。
でも意味があります。
彼らは、趣味でやっているのではないです。
きちんとビジネスになっています。
個性の時代の1個「趣味」にフォーカスしています。
たとえサービス終了しても、次につながります。
考えている事が面白いです。
趣味を仕事にする必要はないです。
あなたは、仕事の事を考えます。
忘れろといっても、忘れません。
趣味なので、深掘りできます。
深掘りするなら、仕事とくっけても良いです。
「どうせやるなら」そう考えた方が楽です。
まとめ
サービス運営するにあたり、問題点をどう解決していくのかを考える必要があります。
Cinemallyの場合は、こんな感じです。
- 出会い系アプリとの違いをどうしていくのか
- 運営側のキュレーションで、タイトルに偏りがでないのか
- ユーザー数の拡大化はどうしていくのか
Tinder(ティンダー)でもライフスタイルアプリと姪銘打っているが、出会い系アプリになっている事実があります。
一緒にいくといってもLINEやtwitterでやりとりし、席も離れたところになる。時間を共有することが大事。にはなっています。
実際、今は女性登録者数が、6割くらいです。
けれど、出会いや営業目的の人が現れます。
また、今は運営側のキュレーションでタイトルを絞っていますが、収益化が映画館やチケットセンターのB2Bなら、先方の売りたい作品になります。
映画好きな人は、単館上映タイトルもみます。
今は、目新しいので良いです。
ユーザー数の拡大ができず、終了するのが多いです。
この転換期を上手く乗り切れるものが残ります。
このように、
ビジネス視点で趣味をみると、より深掘りできます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。