※この記事は、自分を深堀したい人向けです。
ブレないように心がけているコバヤシ(@BizHack1)です。
自立と自律は同じ「じりつ」と読みますが、意味は全然違います。
違いを知っておくと、自分の立ち位置を整理できます。
今回は、【自立と自律の違いを解説】独り立ちは自立、ブレない人は自律しているを説明します。
自立と自律の違いは何?
区別なく使われることも多い「じりつ」ですが、意味は全く違います。
類語と対義語を辞書で引いてみると、
言葉 | 類語 | 対義語 |
---|---|---|
自立 | 独立・自治 | 依存 |
自律 | 自己規律・自己管理 | 他律 |
こんな感じで出てきます。
どういうことなのか、それぞれ説明します。
自立は、自ら立たせること
自立は、自ら立たせることです。
類語は、独立・自治で、対義語は、依存です。
他人に頼らず「独り立ち」している状態で、そのためにはこの3つが必要です。
例を挙げて1つずつ、説明していきます。
技能(スキル)自立とは?
技能(スキル)自立とは、
「学校でひらがなや漢字を覚え、読み書きできるようになり、作文を作れる」や、
「入社したばかりのころ、先輩に仕事のイロハを教えてもらって、業務の流れを掴み、全体の仕組を理解し、改善点など工夫を自分なりにできる」などです。
経済(お金)自立とは?
経済(お金)自立とは、
「就職し保護者から独立し、生活費を自分の収入で賄うことができる」や、
「結婚や子育てなど人生の転機で、家のローンや学費など必要に応じた家計のやりくりができる」などです。
身体(健康)自立とは?
身体(健康)自立とは、
「自分で食べる、歩ける、寝ることができる」などです。
体が資本といいますが、自立の基盤になるため大事な要素です。
一方で、先天的や老化による要因で、自助努力ではできず、介護のお世話になることもありますし、健常者でも「交通事故や仕事のストレスなどでメンタルをやられた」など、後天的に難しくなることもあります。
こういう場合は「 身体(健康)自立 」はできませんが、誰にでも訪れる「老化」を考えると、後述する「自律」があれば「なんでも自分でする」必要は「ない」といえます。
自律は、自ら方向づけること
自律は、自ら方向づけることです。
類語は、自己規律・自己管理で、対義語は、他律です。
自ら律して、方向づけし行動している状態です。
トップアスリートは、自らを厳しく律していますし、あなたの周りでも「あの人はブレないね」と言われる人がいませんか?
彼ら彼女らは、自分の信念や信条、価値観をもち、熟成した哲学に基づいた、規範やルールから判断・行動に至っているので、一貫性があり信頼感があります。
自ら方向づけ、判断することができれば、先に述べた「身体(健康)自立」で「なんでも自分でする」必要はなく「他人に任せる」行動もとれます。
「自立する」は「やる事」により何度も訪れる
「自立する」は「やる事」により何度も訪れます。
自立は独り立ちといいました。
必要な要素は、
です。
新しい「やる事」を始めると「その技能(スキル)は足りない」「それだけで経済(お金)を賄えない」「年齢を重ねると若い時と違いすぐに疲れたりする」など、身体(健康)も衰えてきます。
私も、このブログやラジオを2年前の46歳からはじめ「技能(スキル)なし」「経済(お金)なし」「身体(健康)なし(=衰えたし、持病もち)」と散々です。
⇒ 運動不足がヤバいと感じ、35分ストレッチメニューを組んでみる。
⇒ 【持病はバセドウ病】健康管理してもムリなので上手く付き合います。
今まで培った経験を活かそうとするので、通常より「できるようになる」期間は短いのかもしれませんが「人の3倍以上やれば、なんとか普通なことができる」私は、とにかく時間がかかるため、数年かけて少しづつやる予定です。
「自律する」は「自分らしさ」を深堀し続けること
「自律する」は「自分らしさ」を深堀し続けることです。
自律は、自ら方向づけることといいました。
方向づけるには「自分らしさ」を深堀する必要があります。
深堀するには、何がスキで何がキライを出し、そこから見えてくる、自分の考え方や判断・行動の傾向を棚卸した上で「わがまま」や「身勝手」にならないように、周囲との調和を図れるよう接点を作ります。
これを、定期的に見直していくことで、自分の信念や信条、価値観をもち、熟成した哲学に基づいた、規範やルールから判断・行動することができるようになります。
以下は、2019年7月25日に挙げた、私のやらない事リストです。
⇒ やらない事・ルーティン化を決める。メンタルとモチベーション。
今も定期的に見直して「ブレない」ように気を付けています。
まとめ
今回は、自立と自律の違いを説明しました。
自立と自律は同じ「じりつ」と読みますが、意味の違いを知って、自分の立ち位置を整理し、定期的に見直すことで、新しい「やる事」をブレずに進める事ができます。
繰り返しやっていると「敬意をもって人に接し、わからない事は人に聞く」ようになり、その上で正しい判断・行動が益々磨かれます。
自ら立ちあがり、考え行動することは「人の役にたつ」ことにつながるため、社会的な価値も高まります。
【自立と自律の違いを解説】独り立ちは自立。ブレない人は自律している。
を終わります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。