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課題を挙げた者勝ちの社会を作りたい!SDGsのすごい会社の活用方法

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この記事は約12分で読めます。
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BizHack MEDIAパーソナリティーのコバタケ(@BizHack1)です。

SDGsのすごい会社」という本を、2021年の2月22日に発売しました。

今回、お話しをうかがうのは、
著者の一人であり、株式会社マネジメントソリューションズで PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の川田 精一(かわだ せいいち)さんです。

Podcast配信あり|BizHack MEDIA Vol.39| 2021.03.17.24/2021年03月17,24日配信「第39回放送」
※こちらの音源はゆめのたね放送局の許可を得て掲載しております。
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課題を皆さんが考えられる仕組み

川田 精一(かわだ せいいち)さん
川田 精一(かわだ せいいち)さん

「かわだ」さん…神奈川県在住/株式会社マネジメントソリューソンズ/SDGsビジネスマスター。PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)としてプロジェクトや事業部、全社PMO組織の立ち上げ、運営実行支援に従事する傍ら、SDGsワークショップや新規事業のアイディア発想支援を通じ、課題をあげたもの勝ちの社会実現に取り組んでいる。

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の「かわだ」さんは、書籍「SDGsのすごい会社」の著者の1人でもあります。

「かわだ」さんは、大学で「ヘリコプターが好き」という理由から航空宇宙学の研究をしていました。

あるとき、アメリカの学会に参加したことでスケールの違いを目の当たりにし、研究職ではなく、大手航空会社のシステム子会社に就職し、SE(システムエンジニア)を10年間したあと、今までの経験を生かすべくPMOの専門会社である現職で活躍しています。

なぜ、SDGsをテーマにした本を作ることになったのか、
「この本を見て「課題を挙げよう」だとか「課題って、どんなものなんだろう?」ということを「皆さんで考えてくださるような仕組み」になればいいな」
と「かわだ」さんは言います。

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PMOは「文化祭の実行委員」です

「かわだ」さんBizHack MEDIAへようこそ!

おはようございます!

マネジメントソリューションズの川田と申します。
本日はよろしくお願いします。

「かわだ」さんと私(コバタケ)は、2030SDGsの認定ファシリテーターの同期で、書籍「SDGsのすごい会社」でもご一緒しました。
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まずは、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)とは、どういう仕事なのか説明してください。

「PMOとは」というご質問は良くあるのですが、まず職種を聞かれた場合には「コンサルタント」っていう風に答えます。

コンサルタントって言うと、中々皆さん「かっこいいもの」「偉そうなこと」を言ったりするなどを思い浮かべるかも知れませんが、我々のやり方としては「様々な企業さんやプロジェクトに入って、一緒に課題を解決していく」ということをやっています。

非常に泥臭いお仕事なんで「仕事で困ってる人たちと一緒の釜の飯を食べる!」というような言い方をしているのですが、一般の方々に分かりやすいイメージとしては「文化祭の実行委員」の役割です。

プロジェクトの「調整役」で裏方さんで、結構心労も多いことだと思います…。

そうですねw

所属されている会社ですが、東京にありますね。

東京の六本木のミッドタウンに本社があります。

「かっこイイ」じゃないですか!w
以前会社に伺いましたが「マンガ」かって思いましたよw

そうですねーw

プロジェクトの中の話とか、企業さんに話をするときに、やはりそういう立地があると話しやすいってのが正直あります。

会社もPMOの専門会社ですが、具体的な仕事の中身を教えてください。

先ほど「文化祭の実行委員」みたいな仕事と言いましたが、プロジェクトというのは色々な課題が出てきます。

例えば、対象企業の根幹に関わるような「これやらないと、会社が潰れちゃうでしょ」みたいな課題もあれば「個人の不平不満」って言ったのようなものまで課題が上がっています。

そのような課題を、いかに解決していくか一つ一つ紐解いて「誰がそれを解決できるんだろうか?」というところを、僕らの方で段取りをつけて進めていきます。

それは、根回しだったりしますか?

根回しもあるし、あと重要なのは優先順位ですね。

先ほど言った、対象企業の根幹に関わるようなものは、もちろん優先順位が高いですし、個人のものは、低いという風になるんですが、その辺の根回しだとか、個人への不平不満といったところを、いかに説明して解決するか。

ココがポイントになってきます。

プロジェクトは多岐にわたるので、中々全体像がみえません。
全体を俯瞰でみる役割のPMOに相談すると全体の中から優先付けを説明できますね。

そうです。

PMOの役割は、プロジェクトありきですね!

その通りです!

まず、そのプロジェクトの成功から考えて「どれが優先順位が高いのか?」を、第三者目線で行うことが、非常に重要なポイントですね。

まさに「コンサルタント」ですね!
「ファシリテーター」とは、真逆のスキルですねw

ハイw

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「本をつくりましょう」が即答でOKだった理由

「本をつくりませんか?」とお誘いすると即答でOKでした。なぜですか?

コバタケさんに「本を出しませんか?」って言われた時点で、PMOという仕事以外に会社の有志と「SDGsに関するカードゲーム」ですとか「ワークショップ」を仲間と行っていました。

これは、会社の活動とは全然関係なくて、会社の社内外に向け「SDGsの考え方」であるとか、仕事として我々がやってる「PMOの考え方」みたいなことを乗せて発進しています。

それを広める「いいきっかけになるんじゃないかな?」っていうのが頭にあり、即答で「じゃぁ、やりましょう!」っていう風になりました。

直結ですねー。

はいw

【SDGsの活動】
SDGsワークショップ peatix|https://peatix.com/group/7835430
SDGs×マネジメントブログ note|https://note.com/kawada_dakuten

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スケールの違いを目の当たりに

「かわだ」さんプロフィールを教えてください。

高校までは、全然勉強したことがなくて「三者面談」ってあるじゃないですか、その三者面談で親と教師がいる前で「宿題はやらないものだと思ってます!」って断言したぐらい、何にも勉強してこなかった人間だったんです。

そんなこんなだったんで、大学なんか行けるはずもなくて…。
ただ、やりたいことがあって…。

ヘリコプターが大好きだったんで「航空宇宙学」っていうのを「学びたいな」って思ってました。

浪人をして、なんとか大学に入って「航空宇宙学」を学びました。

大学で非常に権威な先生に出会って、
「大学に行かなくていいから、研究所にいかないか?」って言われたんです。

研究所に行くことで「講義を受けたことにしてあげるから、いいよ」って。
で、研究所に通っていました。

研究所の方々は「非常に優秀」でした。
非常に勉強になったのですが、あるときですね、「海外の学会に一緒に行かないか?」って言われたんです。

それで、その研究所の人たちと(自分の発表ではないんですが)学会に行かせて頂きました。
アメリカの学会だったんですけど、NASAだとか、そういう人たちが発表すると、僕がいつも研究所でお世話になってる方々は、ちょっと縮こまっているように見えました。

「スケールが全然違う!」ということに気づいたっていうことですね。

いつも研究所でお世話になってる方々がNASAの話を聞いたら「もっと広い世界がある」ってわかった訳ですね。

もちろん、その人たちも「すごい」と思っていますし、今もリスペクトしています。
ただ、やっている規模が日本とアメリカでは「全く違うんだなあ」って、その時に気づかされたんです。

ずっと、ヘリコプターが好きで、航空宇宙学を学んで、そのまま研究を続けようかなと思ってた時でしたが、それを見た時に「いやー、ちょっと、やっぱ仕事をしよう」という風に思って就職しました。

「研究」か「就職」かの分岐点ですね。
「就職」の決めては何ですか?

やはり「規模の違い」です。

今まで、その研究所で結構、根詰めてやってたんですけど、ある程度「ここまでなんだ」っていうところが見えちゃったんです。

ちょっと失礼にはなるかもしれませんが、やはりその、アメリカとの規模に衝撃を受けて、就職をしようという風になりました。

僕なんかペイペイだったんで、全然そんなんじゃないと思いますけれど。

なるほど。
就職先は航空宇宙学関連ですか?

一応、航空会社のシステム子会社です。

航空会社って、日本で大きい2社とかですか?

はい、そこら辺ですw

システム子会社ですから、SE(システムエンジニア)さんだったんですか?

はい。
10年間やってました。

かっこよく思われる SE ではなくて、泥臭い仕事でして、お客さんとコミュニケーションをとって要件を決めたりしていました。

航空会社なので、社会的インパクトも大きいプロジェクトですとか、非常に規模が大きく、日本全国に空港はあるわけですし、やりがいのある仕事ではありました。

10年目に差し掛かった時に、家庭の都合で辞めなければいけない局面を迎えました。
家庭の都合は「家業を継ぐこと」でしたが、航空会社では「副業はしてはいけない」という縛りがありました。

なので「辞めなきゃいけなくなった」という感じですね。

今は「副業オッケー」な雰囲気ですが、様変わりしたのは最近ですもんね。

そうですよね。

辞めなきゃいけない時を迎えて「SE」の仕事を眺めてみました。

「同じメーカーさん」だとか「同じプロジェクトメンバー」「同じ組織」でずーっとプロジェクトやっているなーっていうことを改めて課題に思いはじめたんです。

社会的インパクトは確かに大きかったかもしれません。
ただ、存在しているそこにいる人たちは、みんな同じだったんです。

そこにちょっと「課題感」を覚えて、もうちょっと他の業界であるとか、この経験をどこかに伝えれば、何か仕事があるんじゃないかとか、もうちょっと広げられないかっていう風に思いが及んで、今のPMOの専門会社マネジメントソリューションズっていうところを見つけました。

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課題を挙げた者勝ちの社会を作りたい!

色々なプロジェクトがある中で、わざわざSDGsの活動を選んだのはなぜですか?

なるほど。そうですね。

先ほど「プロジェクトに入っているといろんな課題がある」と言いました。

課題があがってくれば「これは、課題さえ上がってくれば、どうにでもなるぞ!」という自信が芽生えてきました。


どんな課題でも、挙げてくれれば、そこから僕らははじまり、解決することができる。
つまり「プロジェクトの成功率を上げることができる」ってことだって思ったんです。

「解決できる」ここがポイントです。

「課題を挙げる」には「問題がわかっている」ことですものね。

そうなんです。
SDGsの考え方は、問題意識に気付くことができることですから。

いかに課題さえ挙げてくれれば「どうとでもなるぞ!」と思ったんで、モットーとして「課題を挙げた者勝ちの社会を作りたい!」っていう風に言ってます。

これは、プロジェクトでもやっていて、課題を挙げててもらう時に「キラーワード」として使っているので、ここだけの話に止めといてください!w

わかりました!
ラジオですけど…w
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「課題を解決できる」と自信がある掲載企業の方々

本の活用方法として、私はこう考えています。
これからは、社会的課題に取り組んでいかないと、企業・個人問わず、残っていくことは難しいと思っていて、でも「どうやって取り組めばよいのかわからない」のも実情だから、全然業種の違う17社を掲載している「SDGsのすごい会社」は、読者やリスナーのビジネスの事例集として活用して頂ければと思っています。
「かわだ」さんは、本の活用方法はどのようにお考えですか?

いろいろなヒントが、この本には散りばめられてるなと思いました。

掲載企業さん達の話を聞くと、非常に「自信を持ってらっしゃるな」っていうを感じたんですが、それはやっぱり課題がすでに見えていて「自分たちは課題、やる事が見えていて、もう解決できる」っていう自信になってるんだろうなって思いました。

なので、この本を見て「課題を挙げよう」だとか「課題って、どんなものなんだろう?」ということを「皆さんで考えてくださるような仕組み」になればいいなと思っています。

今活動している有志のワークショップなどは、その話をする場なんですか?

そうです、そうです!

皆さんの普段の仕事や取組みで「何をしてるのか?」からはじまり、それは「なぜやってるんだっけ?」っていうように広げていくようなワークショップをやったりしています

【SDGsの活動】
SDGsワークショップ peatix|https://peatix.com/group/7835430
SDGs×マネジメントブログ note|https://note.com/kawada_dakuten

本が出て何か変化はありますか?

その本の著者の人たちと結びついてFacebook で友達になったり、その知り合いの方から連絡を頂いて繋がりました。

あとは、紹介させて頂いた企業さんから「ありがとうございました」っていうメッセージだとかを、頂くようにはなってます。

それと、友達から「すごいね!」っていわれるぐらいですかねw

もうちょっと、広げましょうよw
とはいえ、私も同じ状態ですから、本をハブに広げていきたいですね!

ですねーw

最後に読者やリスナーさんへのお知らせをお願いします。

仲間とカードゲームやスタートアップの立ち上げマインドを整えるワークショップをやっています。
是非ご参加いただければと思います!

【SDGsの活動】
SDGsワークショップ peatix|https://peatix.com/group/7835430
SDGs×マネジメントブログ note|https://note.com/kawada_dakuten

PMOの仕事内容、プロフィール、活動動機や本の意図を聞きました。
ビジネスや生き方のヒントを読者やリスナーとともに分かち合う事ができて、実に楽しいひと時でした。心から感謝します!

川田 精一さん、
“BizHack MEDIA”にお越しいただき、本当にありがとうございました。
スタジオ収録後の様子
オンライン収録中の様子
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Information

【SDGsのすごい会社】川田 精一さん紹介企業
難民の方々を日本企業を変えるエンジンにする活動をされているNPO法人
WELgee(ウェルジー)|https://www.welgee.jp/
「現代版2毛作」北海道に住む事を活かし「ひとつに絞らないライフスタイル」を実践しているご家族
松鶴ファーム|https://matsutsuru-farm.com/

【SDGsの活動】
SDGsワークショップ peatix|https://peatix.com/group/7835430
SDGs×マネジメントブログ note|https://note.com/kawada_dakuten

川田 精一さんへの問い合わせ
Facebook|https://www.facebook.com/profile.php?id=100005081377260

【株式会社マネジメントソリューションズ】
公式ホームページ|https://www.msols.com/
PMO ってなんだ?|https://www.msols.com/tvcm/
公式Facebookページ|https://www.facebook.com/msoljapan
お問い合わせ|https://www.msols.com/contact/

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