※この記事は、完成しても100点にならないなと思っている人向けです。
はじめにやる事を、おおまかにとらえて生きてきたコバヤシです。
なにか物事をはじめようとします。
時間はかかりましたが、完成しました。
頑張りましたし、時間もかけました。
けれど、完成したものは、70点くらいの出来です。
今回は、はじめから100点はいらない。まずは30点で完成させる【磨く感じ】についてお話しします。
まずは30点で完成させるべき
とりあえずでいいです。
通しで、まずは完成させます。
通しで最後まで完成させると、ポイントが分かります。
問題点もすぐに分かります。
この段階で、質は重要ではないです。
何回か繰り返せば、質はあがります。
修正に多くの時間が割けます。
まずは30点で完成させるべきです。
はじめから100点を目指しても100点にならない理由
![はじめから100点を目指しても100点にならない理由のイメージ画像](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2019/09/finish-1414156_1920-800x533.jpg)
理由を説明します。
はじめて取り組む人[初心者]は、100点を目指しがちです。
- はじめてなので、ポイントが分からない
- ポイントが分からないが、100点を目指しがちになる
- 経験がないので、修正する時間が少ない
対して、2回目取り組む人[熟練者]は、30点を目指します。
- 2回目なので、ポイントが分かる
- ポイントが分かる上で、100点を目指すことになる
- 経験があるので、修正する時間が多い
これは、ブログでも、企画書でもなんでも一緒です。
通しで最後まで完成させると、経験を積めます。
図解します。
![はじめから100点を目指しても100点にならない理由、初心者と熟練者の進め方のイメージ画像](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2019/09/img_beginner-expert-800x355.png)
はじめから100点を目指しても100点にならない理由です。
基本形と具体例(このブログの場合)
基本形:30点でまずは完成を目指す
0回目(まずは完成)は、30点でまずは完成を目指します。
- 0回目 30点(まずは完成)
- 1回目 60点(修正)
- 2回目 90点(修正)
- 3回目 100点(完成)
アイディアを、メモ書き程度で書きます。
100点どころか、120点くらいの要素を入れます。
完全なオーバースペックです。
制限を気にすると、面白くなりません。
ムシします。
全部実現すると、スタッフが200人、開発期間5年、お金100億とかになります。
できるわけないです。
次に、あったらいいなという部分を全部そぎ落とします。
骨格だけにして、0回目終了です。
修正回を重ねるごとに、最初に考えたオーバースペックの部分をヒントにします。
骨格が崩れないように、肉付けします。
粘土で、ものをつくる感じに似ています。
かける時間を見ていきます。
10日で完成するとします。
- 0回目 4日(まずは完成)
- 1回目 2日(修正)
- 2回目 2日(修正)
- 3回目 2日(完成)
こんな感じです。
0回目(まずは完成)で、全体の半分使います。
1~3回目の修正で、残り半分を使います。
このブログの場合
平日1記事のルールにしています。
- 0回目 30点 3時間(まずは完成)
[調査]キーワード選定や競合記事をみる
[構成]記事管理表を使い、構成と書き出し、見出しを書く - 1回目 60点 1時間(修正)
[下書き]Open Live Writerを使い、文章のみで全文を書く - 2回目 90点 1時間(修正)
[整形]WordPressにupし、文字装飾や図解、文章校正を行う - 3回目 100点 1時間(完成)
[確認]画像を選択し、最終確認する
ブログ開設から、3か月目に入ったところで、まだ6時間くらいかかっています。
それでも当初は12時間くらいかかっていたので、半分にはなりました。
4時間くらいを目指します。
30点でも完成は完成、修正して磨いていく
![30点でも完成は完成、修正して磨いていくのイメージ画像](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2019/09/team-3373638_1920-800x523.jpg)
私は、デザイン系の学校で、5、6年ほど非常勤講師をしました。
生徒さんが、いくつかのチームで制作します。
生徒さんが、制作物を私にプレゼンし、私が採点します。
いつも、完成するのは、数チームだけです。
ほとんどのチームが完成しません。
完成していないものは、0点にします。
これは、美大系の入試と同じスタイルです。
今はどうかわかりませんが、20年以上前はそうなっていました。
とりあえず完成していれば、50点が付きます。
いくら出来が良くても、完成していなければ0点です。
完成していないと、どこをどうするのが良いのか、助言をもらう事も出来ません。
初心者の生徒さんらは、100点を目指していました。
いつも時間いっぱいまで使ってしまいます。
まして個人ではなく、チームなのにです。
自分以外の他人が入る事で、余計に時間が守れません。
自分以外がいるなら、もっと落として10点くらいでもよいと思います。
そのぐらいにしておくと、「まずは完成」がたくさんつくれます。
結果として、200点でも可能です。
自分でやるより、とても成果が出る事も学生さんは知りません。
難しくはないです。
時間をかけ、何度も修正し、磨いていくイメージです。
まとめ
![まとめ、結果として100点になったイメージ画像](https://bizhack.net/wp-content/uploads/2019/09/person-1209310_1920-800x533.jpg)
はじめから100点は目指してはダメです。
まずは30点で完成させます。
完成すれば、第3者からも助言を受けやすくなります。
ポイントが分かるようになるので、どこをどうすれば良いのかが、分かってきます。
30点までは、全体の期間の半分くらいは使ってもOKです。
残りの半分の時間は、修正やブラッシュアップに当てます。
時間をかけて磨いていくイメージです。
質は上がっていきます。
はじめから100点はいらない。まずは30点で完成させる【磨く感じ】でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
デザイン系の学生さんの中で、社会人を10年ほど経験した方がいました。デザイン経験は皆無で個人のスキルは、彼よりも若い時から絵を学んできた方には、遠く及びません。けれどチームでの完成度はピカイチでした。彼は、「まずは30点で完成させる」ことを知っていました。成果物がどんどん出せるので、みるみる腕も上がりました。今から3年前の話を思い出しました。