BizHack(ビズハック)は『少人数×経営×IT×デザイン』がテーマの情報発信サイトです。
PR

フロービジネスモデルが先でストックは後【速攻現金化はフローです】

少人数経営のデザイン
少人数経営のデザイン
この記事は約9分で読めます。
スポンサーリンク

※この記事は、独立前や独立して1,2年の人向けです。
速攻現金化しながら、ちゃりちゃりお金が入る仕組みを作っているコバヤシ(@BizHack1)です。

毎月数千円の売上があがる商売をはじめにやる起業家がいます。
これは、資金ショートしがちです。

先週、上手く組み合わせている人とお話しする機会がありました。
事例を交えて、フロービジネスモデルが先でストックは後【優先はすぐにキャッシュ】について深掘りします。

Podcast配信あり|BizHack MEDIA Vol.13| 2020.02.18,25/2020年02月18,25日配信「第13回放送」
\ BizHack MEDIAを以下のPodcast配信アプリで聴いてみる /
Apple Podcast Google Podcasts Spotify Anchor Overcast Breaker Castbox PocetCasts RadioPublic Stitcher
スポンサーリンク

初めは、ストックビジネスよりフロービジネスをすべき

初めは、ストックビジネスよりフロービジネスをすべきのイメージ画像

初めは、ストックビジネスよりフロービジネスをすべきです。

ストック、フローのビジネスとは何かを説明します。

お金の入り方には2つのビジネスモデルがあります。
毎月何もしなくてもお金が入ってくるストックビジネスはとても魅力的です。

  1. ストックビジネス=毎月何もしなくてもお金が入ってくる
  2. フロービジネス=売らないとお金が入ってこない

ストック(stock)は、「蓄える」という意味です。
継続的な収入を得ることができます。利益がどんどん増えるので、資産化しやすいです。

フロー(flow)は、「流れ」という意味です。
都度の取引で収入を得ることができます。継続的な利益は得られません。

どういう商売が該当するのか、みていきます。

  1. ストックビジネス=不動産賃貸収入や月謝などがある教室、介護施設など
  2. フロービジネス=飲食店や小売店など

スポンサーリンク

初めにストックビジネスにすると、資金ショートしがちになる

初めにストックビジネスにすると、資金ショートしがちになるのイメージ画像

理由を説明します。

先にも述べましたが、毎月お金がちゃりちゃり入ってくるのは、とても魅力的です。
けれど、毎月数千~万円の売りあげしか入らない場合は、キケンです。

ここで、ストックビジネスとフロービジネスの特徴をみていきます。

ストックビジネスの特徴
  • メリット 契約・顧客を一定数獲得できれば収益が安定
  • デメリット 契約・顧客を一定数獲得までに時間がかかり、運転資金が必要
フロービジネスの特徴
  • メリット 一時的な取引を繰り返して収益を得るので、早期に売上を得られる
  • デメリット 毎回営業していくことになり、収益が安定しにくい

ストックビジネスは、顧客数をたくさん集める事が必須です。
その為、宣伝やその仕組みづくりにお金がかかります。

持ち出しになるので、失敗のリスクが高まる事が多いです。
戦略的に動いても、不安要因が消せません。

事例 予定入居者がある不動産賃貸業の場合

  • 500万で中古マンションを購入しました。
  • 予定の入居者が急遽取りやめになりました。
  • 家賃収入は途絶えました。

自分でコントロールできない外部要因があります。
これを補うために、お金を使います。

初めにストックビジネスにすると、資金ショートしがちになります。

スポンサーリンク

フローで稼ぎつつ、ストックビジネスを継続しているAさん

フローで稼ぎつつ、ストックビジネスを継続しているAさんのイメージ画像

先週お会いしたAさんの話を紹介します。

Aさん
Aさん

約15年間、上場企業に勤めていました。最終肩書は事業部長です。
ゼネラリストとして責任を果たす毎日です。

プロデューサーとして数々の商品を世に送り出してきましたが、以前のように身軽に動くことができなくなっていました。

一念発起して、4年前に起業しました。

起業した会社では、得意なメディア事業を開始します。
企業からの番組制作を請け負うモデルを考えています。

動画プラットフォームに、自社発信を続けてます。
小さな実績を積み上げ、ある程度の認知を得ることが必要です。

そのくらいの動画本数が必要か試算しました。
結果、それは3年掛かる事がわかりました。

自社事業は、ストックビジネスモデルだった

1つのプラットフォームは、広告収入しかなく、継続課金できるものがありません。
もう1つのプラットフォームは、継続課金できるものとして、有料会員がありました。

動画を上げていけば、広告収入だけでも登録者数増加が見込めるかもしれません。
けれど、数字が読めないものは、選択できません。

継続課金できる、プラットフォームを収入源として試算します。
Aさんは、個人ブランディングが会社員時代から出来ていました。

メディアにも度々登場しています。
雑誌にも連載記事をもっていました。

今までの経歴から、数万人を集客できる力があります。
お金に換算してみます。
月額20~30万円が固い数値でした。

以前勤めていた会社のように、数百万円単位で顧客獲得をすれば可能です。
事業部長だったAさんは、自社でやる規模でない事はわかりました。

まずは、

Aさん
Aさん

ずっと発信し続けていますよ。
私は、ここにいますよ!

認知してもらう事が重要という方針になりました。

方針が決まったので、質より量を重視し、徹底的にコストを削減します。
こんな感じです。

  • 編集しない
  • 1回で数本を取りきる

数が必要なので、年間360本を目標にします。
質より量とはいえ、Aさんのお客さんは、品質を求めます。

そこで、業界に名の知れた方々をゲストにどんどん番組を量産することにしました。
コストはかけられないので、内容勝負にしたわけです。

けれど、元々の売上は期待できません。
自社事業は、ストックビジネスモデルだったわけです。

Aさんの個別スキルを活かした、フロービジネスモデルを並走させる

自社事業単体では、継続することは不可能です。
そこで、Aさんの個別スキルを活かすことにします。

Aさんは、元々プロデュサーです。
数々のヒット作を手掛けてきました。

これを活かせば、なんとかなりそうです。
対象企業の商品開発すればよいのです。

早速、アポをとっていくつかの企業を訪問します。
Aさんには、月100万以上の価値があるので、最低単価としてもこのぐらいは値が付きます。
しかし、労働集約型になる為、単価上昇は不可能です。

固い売上は良いのですが、これでは、社員とかわりません。
オプション契約を結ぶことにしました。

オプションは、レベニューシェア契約です。
レベニューシェアは、売上をシェアするとういう事です。
売上に対して数%の成功報酬をもらう事になりました。

これで、固定費+レベシェアになりました。
レベシェアは、変動するので、計画数値には入れません。
ここはご褒美としてみる事にしました。

この形で2,3件と契約します。
1件でボトム1,200万円は固いので、×3件で3,600万円+レベシェアです。

ボトム3,600万円/年の目途が立ちました。
商品開発に複数年ほどかかるので、2年契約を結ぶことができました。

7,200万円=3,600万円×2年

これなら、メディア事業は2年は継続できそうです。
Aさんの個別スキルを活かした、フロービジネスモデルを並走させたわけです。

4年たった、Aさんの今

算段が決まったAさんは、メディア事業の設備投資を行います。
最低限の資金が必要ですが、金融機関からの調達は難しそうです。

そこで、知り合いの社長に応援してもらいます。
3年完済の契約で、借り入れを行い、3年後に完済しました。
仕事を通じて、応援してくれた社長には、利益還元できています。

4年がたちました。

おおよそ予定通りに事は進みました。
1年目のメディア事業は、有料会員数、売上とも若干増えました。
動画本数も予定通り年間360本程度はこなせました。

Aさん
Aさん

ずっと発信し続けていますよ。
私は、ここにいますよ!

=実績:3年で1,080本の動画

メディア事業(ストックビジネス)+プロデュース業(フロービジネス)の組み合わせを同時に進めたことで、相互効果が生まれました。

メディア事業(ストックビジネス)は、複数の企業から番組依頼でいっぱいです。
知見もたまり、年200本は良質な番組をつくれるようになっています。

プロデュース業(フロービジネス)も、社外取締役の肩書をもつまでになりました。
これも、意思決定を速めるために、TOPとの距離を短くするためです。

4年目の今は、メディア事業(ストックビジネス)の拡大を仕込み中だそうです。
プロデュース業(フロービジネス)に、少し時間を使いすぎなので、減らす交渉を契約元の社長としているとの事です。

アップセルにも成功し、フローで稼ぎつつ、ストックビジネスを継続しているAさんの話でした。

アップセル=以前購入したものより、品質が高く、高価な商品やサービスを既存顧客に販売すること。

スポンサーリンク

ストックビジネスのみで行きたい場合は、40万円以上をもらう

ストックビジネスのみで行きたい場合は、40万以上をもらうのイメージ画像

とはいえ、ストックビジネスのみで行きたい場合もあるでしょう。
私は、あなたのビジネスモデルを詳しく知りません。
もしかすると、勝てるモデルなのかもしれません。

そういう場合に一つアドバイスです。
これができれば、アリだと思います。

  • 1人でやる事業である事
  • 初期費用として顧客から40万円以上をもらう事

1人でやる事業なら、だれにも迷惑を掛けません。
初期費用として顧客から40万円以上をもらうようにすれば、月に1個しか売れなくても生活でき、事業が継続できるのではないでしょうか?

480万/年ほどですので、余裕はないですが、事業継続はできます。
3年ぐらい続けていけば、売上が立っているかもしれませんし、止める決断が出来るかもしれません。

いずれにしてもストックビジネスは、戦略ありきになります。
自分のビジネスをよく見直し、改善し、邁進しましょう。

たった1人になる事が多いので、不安に襲われることが結構ツライです。
よきメンターを作る事がお勧めです。

スポンサーリンク

まとめ

初めにストックビジネスにすると、資金ショートしがちになります。
自分のビジネスを考える時間を確保する為にも、フロービジネスでお金を回しましょう。

ストックビジネスで進めるのなら、1人でやる事業で、顧客から40万以上をもらう事をお勧めします。余裕はないですが、月に1個でも売れたらなんとかなるのは、アリです。

1個も売る力がないなら、商品に魅力がないのかもしれません。
再考をお勧めします。

初めは、ストックビジネスよりフロービジネスをすべきです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

編集後記

ブログのアフィリエイトの多くは、フロービジネスですかね。ストックビジネスだと売却できますが、アフィリエイトは売却できないし、副業とかには向いてる気がしました。

スポンサーリンク
\ よければシェアお願いします /
フォローして頂けるとブログ更新を見逃しません
タイトルとURLをコピーしました