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1年目の2030SDGsのファシリテーター、イベントができない今何をする

少人数経営のデザイン
少人数経営のデザイン
この記事は約8分で読めます。
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※この記事は、コロナ過でイベントができない人向けです。
2030SDGs認定ファシリテーターのコバヤシ(@BizHack1)です。

今回は、1年目の2030SDGsのファシリテーター、イベントができない今何をするを説明します。

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経験が浅くても動く

何かに取り組むと、当たり前ですが「はじまり」があります。
今は、新型コロナウィルスで、世界同時にあらゆる業種で新しい取り組みをはじめています。

タイミングが悪いというのは簡単です。

人間ですから愚痴もあるし嘆きもします。
それは否定しませんが、経験が浅くても動かないと何も変わりません。

なぜなのか、理由をみていきます。

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新しい生活様式に変わる

新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例を公表しました(厚生労働省)には、感染予防策や各場面での生活様式がかかれています。

新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例を公表しました(出典 厚生労働省)画像
出典 厚生労働省

買い物は通販も利用、電子決済の利用、筋トレやトガは動画を活用、歌や応援はオンライン、混んでる時間帯は避けて、持ち帰りや出前、デリバリーも、テレワーク、時差通勤、会議はオンライン…

これは5年、10年後の話はありません。

今です。

オンライン会議サービスのZoomは3億人(読売新聞オンライン)に、Netflixの新規加入者数は1577万人(TechCrunch Japan)に利用者が増えました。対して、落ち込んでいる業種は、飲食業、旅行関連、小売・卸売(@DIME)などです。

新型コロナウィルスにより、たった数か月で世界中でこうなりました。

内部留保が少なく、損益分岐点が高い固定費がかかる業態のビジネスが直撃していますが、早かれ遅かれどんな業態でも影響します。

新しい生活様式に変わります。

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イベント開始から全て中止になるまで

セミナーやワークショツプは平日仕事が終わった19:00ごろや、土日を利用し参加するのが一般的でした。新しい生活様式では、平日の朝、移動時間の無くなった10分ほどの間にオンライン動画で毎日少しずつ勉強する。

こんなことがおこっています。

私がやっているファシリテーターは、ワークショップ型の対面イベントが主で、オンラインには非対応です。こちらを例に説明します。

ファシリテーターになった経緯

世の中がすごい速さで変化しています。なんとなくそう感じてはいたものの、ハッキリとは理解できていませんでした。そんなとき、とあるワークショップに参加したことをきっかけに、そのことに2〜3時間ほどで気づきました。それが「2030 SDGs ゲーム」でした。

東京で3日間の講義とテストを受け、2019年9月に資格を取ります。
2030 SDGsファシリテーターになった話【真逆のスキルの向き合い方】

ワークショプをはじめる

資格をとってすぐワークショップを始めます。
一例をあげます。

【学校での開催】
大阪の高校3年生360名を対象に開催しました。

2030SDGs開催事例①学校-全体説明の様子写真
全体説明の様子

このゲームは、1キットで4~50名くらいまで対応できるので、9名のファシリテーターで1クラス40名を請け負いました。実施時間は5限目、6限目(学校なので)の2時間のショートバージョンです。

2030SDGs開催事例①学校-クラス単位で実施写真
カードゲームをクラス単位で実施

【プログラミングスクールでの開催】
東京のとあるプログラミングスクールでは、講師陣が「2030 SDGs ゲーム」を体験しました。

2030SDGs開催事例②プログラミングスクール-全体説明の様子写真
講師陣への全体説明の様子

たとえば講師(40代)が教える生徒は、学校でプログラムの授業がはじまっている小学3年生(9歳)。10年後の2030年でも、彼らは20代です。講師が今まで受けてきた教育だけでは、彼らの時代に必要なことやものがわかりません。教える側がこれを知る必要があります。その気づきのためのゲームです。

2030SDGs開催事例②プログラミングスクール-カードゲーム実施中写真
カードゲームを実施

この学校は全国にスクールがあり、今回は東京の全体合宿として実施しました。参加者の中には新潟や岐阜など、遠隔地の人も多く、各地方での学校での取り組みなどをディスカッションしました。

【ベンチャー企業での開催】
東京のとあるデータアナリティクスのベンチャー企業で、社員が「2030 SDGs ゲーム」を体験しました。

2030SDGs開催事例③ベンチャー企業-カードゲーム実施中写真

彼らの仕事は、データを基に分析することです。各世代ごとにどういう需要があり、なにを欲しているのかを知らなければなりません。これから社会に出てくる20代以下の世代が、どういう世の中で暮らしているのかを体験するのが目的です。

2030SDGs開催事例③ベンチャー企業全体写真

専門分野がデータアナリティクスだけあって、ロジカルな方々ばかりでした。

このように、東京と大阪で10月~12月の3か月間、約80名に対して開催しました。

全てのワークショップは中止

今後の展開を考える為に、2020年1月からペースをおとします。
このころは、東京拠点であるマンスリーマンションと大阪を行き来しています。

2月になると、横浜のクルーズ船で新型コロナウィルスの感染のニュースが流れはじめます。

東京拠点のマンスリーマンション(1K)写真
毎月2~3週を東京で過ごす

下旬には、3月に予定していた大阪の学校案件がなくなり、3月には、全ての案件が中止になりました。

緊急事態宣言前2週間前の東京駅です。
閑散としています。

2020年4月10日 東京駅の写真
2020年4月10日 東京駅の様子

新大阪駅も同様です。

2020年4月10日 新大阪駅の写真
2020年4月10日 新大阪駅の様子

4月の緊急事態宣言前に大阪に戻ります。
新幹線はガラガラです。

2020年4月17日 新幹線の社内写真
2020年4月17日 新幹線の様子

以降、開催していません。

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経験が浅い中での模索

さて、困りました。
資格取得後、すぐに動き少なくとも80名の方と接することはできています。

また、知識や体験を補うために、関西のファシリテーターの勉強会にも参加していました。
ここには、SDGsの別資格を持っている方や、学校関係に強い方もいます。中には数百回も開催している猛者もいます。⇒ 2030SDGsの認定ファシリが、「SDGs de 地方創生」をやってみた話

とても良い勉強会ですが、参加したばかりで、皆さんと1、2回しか面識がありません。
誰がどういう活動をしているのかもままならない状態です。

これが現状です。
ここから模索していきます。

ブログ・ラジオを使う

やっているものでブログとラジオがあります。
自己メディアですから、何かしら情報発信はできます。
ブログ、ラジオ、ファシリテーターを1年間継続。赤字でも続けられた理由は予算作り
1年ブログを続けると信用が増す【何をやっているのか認知される】
40代後半からはじめたネットラジオ。少額投資で1年23回の経験を積む

問題は、こちらも経験が浅く、育っていないことです。
ファシリテーターと同時期にはじめたばかりで、影響力がありません。

それでも、発信は続けます。
12-真逆のスキルの向き合い方/2030SDGs カードゲームを体験することで気づくこと
18-自分のビジネスにどう活かす?「SDGs アウトサイドイン」カードゲーム
19-【保存版】SDGsカードゲーム認定ファシリテーター費用と種類を解説

オンラインを試す

『新しい生活様式に対応する』であげた、厚生労働省の実践例にも記載されているように、オンライン化は推奨されています。先の勉強会の方からの誘いで、2030SDGsのオンライン検証に参加しました。

2020年6月27日 Zoom参加者の一部スクリーンショット
2020年6月27日 Zoom参加者の一部

40名参加で、9割以上が2030SDGsの認定ファシリテーターです。
ブレークアウトセッション機能で3~4名のルームをつくり、このメンバーがカードゲームのチームになります。

iPad miniでのmiro画面
iPad miniでのmiro画面

オンラインホワイトボードサービスのMiro(ミロ)を使用しました。
カードゲームの会場になります。

結論は、対面のワークショップ構成をそのままオンラインでは実施できません。
以下の問題点がありました。

  • ゲームに集中できない
  • ワークショツプの時間が掛かり過ぎる
  • 機材やアプリに不具合が出る
  • 運営側コストが掛かり過ぎる

ゲームに集中できない
操作、交渉、実施と担当を決めてやりますが、大事なチーム内での議論ができません。
PCやタブレット、アプリの操作に時間を取られるからです。

ワークショツプの時間が掛かり過ぎる
ワークショップの構成は、ゲームはきっかけにすぎず、その後の振り返りから、在り方を考えることがとても重要です。対面では2.5時間でできますが、オンラインでは4~5時間は必要です。

機材やアプリに不具合が出る
40名同時接続するので、Zoom、Miroのサーバー側で通信遅延、クライアント側で描画が追い付かないなどがおこります。参加人数を減らしても参加者側のIT知識と設備に依存するのは変わりません。

運営側コストが掛かり過ぎる
準備、進行、撤収の運営労力がかかりすぎます。
対面ならファシリテーター1名で全てできますが、オンラインだと最低3名は必要です。

問題点がたくさん出てきましたが、やったからわかることです。

書籍の出版をする

新しい取り組みをはじめた1年前から、本を出したいと周りに言いまくっていると、2020年5月末に出版の方を紹介頂けました。企画を揉んで、座組みを変え、出版契約を7月に結びます。

著者は私1名から8名に増やして2021年1月出版予定で進行中です。

共著も全員2030SDGsの認定ファシリテーターにしました。
ほとんどの方が私より経験のある方です。書籍には掲載企業10~20社を予定しています。

「書籍の出版」という場が作れたことで、彼らの経験や肌感を感じることができますし、複数の掲載企業を紹介することで、情報発信できるコンテンツができます。

一般的に「書籍の出版」は難しいと思われているため、影響力があるといえそうです。
ブログやラジオとも組み合わせることもできそうです。

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まとめ

今回は、経験が浅くても何ができるかを考え、すぐに動くことの大切さを説明しました。

はじめたばかりのSDGsファシリテーターは、新型コロナウィルスの影響で経験を積むことができなくなりました。経験は浅いですが、できることは何かを考え動きました。

自分1人で打破しなくても良いです。
縦にしろ横にしろ、数少ないつながりの中で、自分で場を作る活動は有効です。

まっていても浅い経験では、声もかかりません。
はじめたばかりでも動くと、状況は好転します。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

編集後記

書籍の出版では、8月から週次で全体会議をはじめました。私より経験豊富な方が多いので、毎回勉強になります。マインドはもとより、戦闘レベルまで落とし込みされていて、面白くて仕方がありません。1月で終わりにしたくないので、今回模索した方法を見直す、別の模索をしていくなど次の施策を実現していきたいです。

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